無塗装金属の塗装表現

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エアークラフトモデル

Fー4はどのタイプにおいても機体後部エンジンノズルの後ろが金属剥き出しとなっており、素材のチタン独特の焼け模様が特徴になっています。


この焼け色をどのように演出するかもモデラーの個性となり、作品を特徴付けるファクターとなります。

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黒塗り下地が鍵

機体の下地塗装の時に、このエンジンノズル後部の無塗装部も黒サフで塗っておきましたが、無塗装金属表現としてここをグロスブラックで塗る必要があります。

ただ今回はキラッキラにするわけではなく、ある程度使い込んだ機体を目指しますので私の場合は前もってグロスブラックを塗っておきました。サフの上に塗ったのでざらっとした感じになってます。

この辺は作り手の演出もあるかと思います。
ケースバイケースでコンパウンドで磨くなり、クリアを重ねて研ぎ出すというのもアリでしょう。

グロスブラック塗装後の写真を撮ってませんでした

マスキングと基本のシルバー

塗装図を確認しながら機体色にマスキングを行います。一部なだらかな曲線もあるので、そういったところは細めのマスキングテープを貼り、その隣に広いマスキングテープを貼ればいいでしょう。


機体全体をマスキングする必要はなく適当なところでトレーシングペーパーを使ってマスキングしておけばいいと思います。

マスキングをしたらベースになるシルバーを塗りますが、表面がざらつかない程度にできるだけ軽く乗せるような感じで塗装します。ここは希釈の度合い、エア圧、エアブラシとの距離などのバランスが微妙に絡んできます。


これは経験で覚えるしかないですね。

今回はさらに黒鉄色を足して暗めにしたシルバーも用いますので、塗りすぎてしまわないように気を使いました。
2色のシルバーで微妙な縞模様を織りなすように塗ってあります。

焼け模様の表現

エンジンノズルすぐ後ろの部分は独特な縞模様が細かく出ています。また水平尾翼にもリベットに沿って色違いのところがあります。


流石にフリーハンドでは難しいのでマスキングをしますが、マスキングテープではあまりにもくっきりと塗り分けられてしまいます。


温めると柔らかくなるダイソーの粘着タックを細くこより状にして貼り付けてみましたが、粘着力が弱く使い物になりません。

結局使用したのは両面テープ。
両面テープを細くこより状にして置いていきました。
のり残りの懸念もあったので手の甲ペタペタで粘着力をある程度落としています。

塗装はスモークグレーとクリアカラー

両面テープでマスキングした細い縞模様はスモークグレーを塗っています。


ここも強く吹き付け塗装をするとシルバーの粒子が流れてしまいますし、マスキングに使った両面テープの糊が流れ出てしまう可能性もあります。
ですから少しずつ少しずつ塗っていかなくてはいけない。

後部は綺麗な焼け色になっていたので、クリアオレンジとクリアブルーを使いフリーハンドで塗っています。
実機はもう少し細かい焼け色になっているみたいです。

またキット指定でシルバーのみのところは、Mrメタルカラーを綿棒で擦り付けるような塗り方をしてみました。

塗り終わりまして、裏返っている画像では分かりやすいのですが

正位置にするとご覧のようにほとんど見えない。
目立たないんだけれど怠ってしまうと、おそらくはそこで違和感を感じてしまうと思います。

いかがでしょう?
リアルな無塗装金属に仕上がったでしょうか?私的にはもう少し丁寧な塗り方があるかなと思っています。

また近いうちにチャレンジはしてみたいですね。

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