缶スプレーからの塗料の抜き出し

スポンサーリンク
ツール

フェアレディ240ZGの純正車体色には今回のタミヤ1/24の箱絵に描かれているマルーン、レッド、ホワイトの3色がありました。

この車はこのマルーンがとても似合っていて、私自身も少年の頃に制作した1/12のキットはマルーンを塗装しました。

プラモデルの代行制作も承っています
森のワークベンチの制作代行サービス
映画で見た素敵な飛行機や憧れの自動車・バイクなどのミニチュアをお手元に

タミヤの缶スプレーTS-11マルーン

今回はタミヤの指定にあるマルーンを塗ります。
インストで指定されているタミヤのマルーンTS11はスプレー塗料です。

クレオスのマルーンを調色して使う方法もありますが、今回はこのスプレー缶中の塗料を取り出してエアブラシで塗装します。

なぜならば、缶スプレーはノズルの口径が大きいので、塗膜が厚くなりすぎる傾向があります。
また塗装表面のいわゆる柚肌は大きな粒子になってしまいます。
というわけで塗料を抜き出してエアブラシで塗装するのです。

移し換えのやり方

用意するのは紙コップと空き瓶です。
空き瓶は市販されているスペアボドルが一番いいのですが、私は空になった塗料瓶をIPA(イソブチルアルコール)できれいに掃除して使っています。

すべて抜き取る必要はなく、塗料瓶3本に移しておけば足りるでしょう。
ちなみに缶スプレーに記載されている100mlは後で述べるガスの質量も含まれています。
測ったことはないのでわからないのですが、実際には70ml程度だと思います。

缶スプレーをよく振って中の塗料を攪拌します。
紙コップの口を2cmほど残して折り畳んで、その口に缶スプレーのノズルを当てて紙コップの中に塗料を吹き付けます。

中身が溢れてしまわない様に確認しながら移しましょう。

缶スプレーから塗料を移す時に注意すること

紙コップに塗料を移したら空き瓶に移し替えるのですが、この時に注意しなくてはいけないことがあります。

それは塗料に多量のガスが混ざっているということです。
ですから単純に紙コップからビンに塗料を移すだけでも、中のガスが必ず発泡してしまいます。
つまりは勢いよくビールをコップに注いだ状態と同じですね。

ですから溢れない様にゆっくりと注がなくてはなりません。

またこのままではエアブラシで塗装するわけにはいかないので、塗料を出した後は塗料からガスを抜く必要があります。


ビンに移した塗料を時間をかけてゆっくりと攪拌します。
間違っても蓋をしてふらない様にしましょう。

蓋を開けたまま攪拌スプーン(スティック)を使ってかき混ぜます。
10分ほどかけて攪拌していると泡が出なくなります。
しかしまだガスは出切っていないので蓋を閉めずに乗せた状態で15分ほど置いておきます。
そしてまた攪拌をします。

この作業を何度か行えば、攪拌しても泡は出なくなるでしょう。
ただしそれでもガスが残っている可能性はありますから、2回転ほど蓋を回して完全には閉めない状態で一晩置いておきます。
翌日攪拌してみて泡が出なければおそらく大丈夫でしょう。

今回はボトル3本分の塗料を用意しました。
おそらく50mlほど確保できたと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました