インフィニモデル クリアファイル3ウェイシステム

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ある日、近所のお店に行くとガラスやすりなるものが置いてあり、その場は「ふ〜ん」とスルーしていましたが、調べてみると興味が湧いてきました。

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ガラスやすりとは

まず想像したのがガラスの表面にやすりの凸凹が加工されているもの。つまり「すりガラス」の凸凹が大きいもの、あるいは金属製のやすりの様な目がガラスにモールドされているものを想像してしまったわけです。
ちょうど昭和の頃の模様ガラス、あんな感じと言えば良いのでしょうか?

果たしてそれで削れるの?やすりって金属じゃないと削れないんじゃないの?まさか透明金属??

確かに透明金属というのはアルミでは現実のものになっている様です。
徐々に実用化もされてきており夢の素材と言われています。
しかしアルミではやすりになりそうもありません。

少し気になりましてWebでガラスやすりを調べてみると、素材はガラスでした。
多くはネールアートで使用するものがヒットします。
その中の記述に「半永久的」といった僕の大好きな言葉が。

一般的なやすりの場合使用しているうちに目がつぶれてきたり(金属というのは意外に柔らかいものなんです)削りカスが固着してしまい目が無くなったりすると、やすりとしての用を足さなくなってしまいます。

ガラスやすりは素材がガラスなので、削りカスを洗い流すことができて半永久的ということなんです。
また金属と比べて摩耗も少ないということでした。(摩耗しないわけではないですね)

もちろんプラスチックや爪など比較的柔らかいものの研磨専用だと思います。

インフィニティモデルのガラスやすり

サイズは2種類。大きなのと小さなの。
大きな方はおそらくあまり使わないだろうから、小さな方を購入してきました。

パッケージの中にはMEDIUM,FINE,SUPER FINEの3種類が入っています。

日本ではピットロードが輸入元となっていますね。

裏側には製品の概要が書かれています。
引用してみると

ミディアム・ファイン・スーパーファイン3種類のクリアファイルに簡単に研磨が可能です。

ミディアム、ファイン、スーパーファイン3種類のクリアファイルに簡単に研磨が可能?
クリアファイルというのはこれを指しているんですよね?
これに研磨をしてどうするんでしょう?

少し怪しい日本語に一抹の不安を覚えてしまいました。

やすりの表面を見てみると一見薄い金属を貼り付けてある様な、しかしよく見てみるとガラスに一体化しているので、やはりガラスなんでしょう。

よくわからないですけど、レーザーなどで刻印しているのか、しかし研磨面はある程度鋭利な感じもします。

製造工程はわかりません。

ミディアムの目を確認してみます。

この様に何かの模様が刻印されていて、そこにメッキされている様な感じです。
もしかしたらこのメッキぽいもの自体がヤスリそのものの素材かもしれません。

次にファインを見てみます。

細かなドット模様になりました。
当然先ほどのミディアムよりも目が詰まっています。

そしてスーパーファインはというと

さらに細かなドット模様になりました。

クリアファイルで作業をするとゲートが削除されていることを確認しながら作業することができます。

つまりガラスごしに研磨面を見ながら削ることができるということですね。

確かに便利そうな気もしますが、これは使ってみないとわからないです。
円柱のトップなどを水平に削りたい時や直角を出したい時などは良いかもしれませんね。

クリアファイルは水洗いすることができ半永久的に使用することができます

なのでゴミはすぐに水でジャバジャバと洗い落とすことができる。
普段部品を洗う時に使ってる歯ブラシを使用すれば良さそうです。

ちなみにガラスそのものは強化ガラスということなので、ハンマーで叩くなどよほど変なことをしなければ折れたり割れたりはしないかと思います。

研磨したところは

パッケージから取り出して、手元にあったランナーの端部をミディアムで削ってみました。

デジタル画像なのでわかりにくいのですが、削った表面が光っているのがわかるでしょうか?

通常のやすりで磨いた時の様なガサガサ感はなく、ツルッとしているんです。
ただその中に細かい削り傷が何本かあります。

ここで3本の削り傷を比べてみましょう。

透明プラ板に少し強引に傷をつけてみました。
調べたところミディアムが220番〜400番、ファインが600番〜800番、スーパーファインが1000番〜1500番相当とのことです。

透明部品の研磨

飛行機のプラモを作っていると現用の戦闘機など、いわゆるバブルキャノピーのパーティングライン など透明部品にやすりを当てることがあります。
その様な時に大きな番手のやすり傷がいつまでも残ってしまう。

先ほどのランナーの端部を磨いた時の状態を思い出していただきたいのですが、比較的綺麗な研磨面でした。
ということは深い傷が非常に少ないということではないでしょうか?

もう作らないであろうハセガワの古い1/72メッサーシュミットの風防で試してみます。

磨き初めは頼りない感じを受けますが、すぐにちゃんと削れているのが確認できます。
削りカスは大きめかもしれません。

ミディアム>ファイン>スーパーファインと磨いて、2000番耐水ペーパーからセラミックコンパウンドまで、いつもの様に磨いてみました。

この様に大きな傷もなく、今までよりもかなり楽にクリアに到達しました。

まだまだ実戦では使用していないのでなんとも言えないところはありますが、しばらくはメインのやすりとして重宝しそうです。

もちろんこれよりも大きな番手のやすりが必要な時には、金属製のやすりを使用していきます。
その研磨面の磨きあげにも使えますよね。

いずれにせよ、こういった道具は使い手次第なので今後の使い方というのを開拓していきたいと思います(少し大げさ)

ガラスやすりの注意点

強化ガラスでできているとはいえ、そこはガラスです。
他の鉄やすりなどと一緒にスタンドなんかに放り込んでおくとかけてしまう恐れがあります。
というか、欠けました。

使えなくはないのですが、欠けたところがきっとに当たると大きな傷がついてしまいます。
普段遣いでの保管は硬いものと一緒にしない方が良いですね。
私は綿棒スタンドに突っ込んでいます。

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