タミヤ 1/48 F-4B ファントムⅡ

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エアークラフトモデル

それではタミヤのFー4Bを作り始めましょう。

他のキットが製作中なのですが、どうしても手が空いてしまう場面があります。
接着剤の硬化待ちとか、ウェザリングで使う油絵具の乾燥待ちとか、自分の気分待ちとかですね。

そんな時はリフレッシュも兼ねて新しいキットに手を染めます。

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プラモの作り方は一つの順番ではない

初心者のうちはインスト(組み立て説明書)に従って塗装>組み立て>塗装と進んでいくのですが、どうしても順番がおかしくなる場合ってあります。

例えばこのキットで言えばコックピット横のデカール指示。
当然デカールは全体の塗装が終了してからでないと貼り付けはできません。
しかしこのデカールはエアインテークを取り付けてしまうと非常に貼りにくいものになってしまいます。
インストのこのタイミングではまだ全体の塗装はできません。

ですから順番を自分向けにアレンジしなくてはならない。
こういったことはプラモを続けていると日常茶飯事なものになり、効率を目指すようになってくるものだと思います

塗る前に組んでしまう。

塗装前に組んでしまった方が後の塗装が楽になる場合があります。

例えばインストではコックピット内壁の塗装からですが、内壁に取り付ける小さな部品は接着してしまっても良いでしょう。

もちろん塗装がはみ出るリスクもありますが、こういった場面では水性カラーが塗装に適していると思います。
はみ出した場合はマジックリンで剥がすことが可能なようです。

ただ私の場合、慣れでしょうかね?ラッカーの方が塗りやすいんですよ。
なので従来通りラッカーで塗装を進めます。

塗装のタイミング

インストを見ていて考えたのですが、今回は塗装前に組み立てられるものは全部組んでしまおうと思います。

状況によっては各ユニットごとで塗装を終わらせてしまった方が効率が良いかもしれませんし、塗料も無駄がないでしょう。
ただ効率化を目指せば自ずと同じ作業が長く続いてしまいます。
模型作りを楽しむのであれば、塗装、組み立て、塗装、組み立てを繰り返した方が面白い。

現在タミヤのフェアレディ240ZGも同時に進行中ですが、2色目で飽きましたww

外装パネルの接着

それではインストに従い、各ユニットの組み立てをしていきます。
結果的にはランナーからほとんどの部品がなくなるはずです。

まずはインストに従い、機体各所のおそらくは後のバリエーション展開のために別パーツとなっているパネルを接着してしまいます。

どのキットも最初の部品の切り離しとゲートの処理は緊張しますね。
特にこういった外装パネルはゲート処理の際にやすりで削りすぎてしまうと、パネルライン が太くなってしまいます。
削れすぎないように気をつけなくてはいけません。

この外装パネルですが機体側の設置場所に大きな穴が開いているので、裏側から接着剤を流し込んだ方が良いでしょう。非常に親切な設計だと思います。

コックピット

私の場合ほとんどの部品は一旦黒サフで下地作りをします。
それはパーティングライン を削ったところの目止めといった意味合いもありますし、部品に重量感を与える意味合いもあります。

サフェーサーを塗る時は部品ごとにクリップスタンドを使って塗装すれば良いのですが、今回はある事情から一旦組み上げて塗ってみます。
無論サフェーサーが回らないところも生じますが、そこは後ほど筆で塗れば良いでしょう。

そして太陽光の当たっているところをイメージするために上方向からホワイトをエアブラシで吹きかけます。

このモノトーンを目安に黒いところは暗い色、明るいところは明るい色で本塗装を行います。
その下準備ということですね。

なぜこのようなことをするかというと、コックピットというところは唯一直射日光の当たる場所です。
模型の完成品を見た時にそれを照らしている光が強すぎて、影になっているところが意外に明るく見えてしまいます。

暗いところは暗くしておきたいという、模型的演出ですね。
スミ入れも同様な考えから行っているものだと理解しています。

コックピットに関しては一旦バラバラにしてクレオスのエアクラフトグレーで基本的な箇所をエアブラシで塗装しておきます。

リアシート右側のヒューズユニットは非常に小さな突起でこれを一つ一つ黒く塗るなんて困難。
こんな小さな突起をうまく塗る技術は持ち合わせていません。

ただまぁ、この辺はシートとパイロットを乗せてしまうとおそらく見えなくなります。

メーターパネルはデカールを使用しましたが、若干ずれてしまいました。
やはりヘッドルーペは必須の様です。

各メーターにはAKのグラスコートでガラスっぽさを出しました。
レーダースコープにはUVレジンを用いて球面にしています。

コンソールパネルの黒にはエナメルのフラットホワイトとライトブラウンを合わせてドライブラシ。
床面などにはスミ入れとウォッシングを行いました。

脚収納庫

前脚収納庫は一部の部品は接着してしまって構わないのですが、組み立てしまうと塗りにくいところがあるため仮組をして黒サフを塗装します。
仮組の際は流し込み接着剤を2カ所で点付けしてやれば、バラす時にも簡単に外せるでしょう。

仮組み後指定通り塗装を行い、一旦解体。
インストで指定されている塗り分けを行ったら本組立をします。

その後エナメル塗料でスミ入れを行いました。

主翼には開けなくてはいけない穴がたくさんあります。
インストに従って忘れないようにピンバイスで開けておきましょう。

主脚収納庫は主翼内スパーに壁を組み込んでいく形となっています。
このタイミングで組み込んでしまっても塗装は可能なので、この辺りの組み立ても済ませてしまいます。

その主翼スパー真ん中にはエンジン下部の秀逸なモールドがあります。
マスキングを行えばそれぞれの塗装は可能なので、この空気口近辺も組み立てしまいたいのですが、唯一後部のフレームは取り付けてしまうとエンジン下の塗装ができなくなるので、このフレームは別で塗装した方が良いでしょう。

胴体後部

インテーク内部のピトー管も接着してしまいます。
そのインテーク 内には上部ラムエアインテークの部品との合わせ目が生じてしまいます。
完成後はそれほど目立たないものではありますが、インテーク ベーン取り付け前であれば修正は簡単なので、パテを使い合わせ目を消します。

F -4ファントムの特徴である胴体後部の金属部はスタビライザーを可動にしたために、組み立て後の塗装は困難だと思います。
ただ部品の合いは非常に良いので、塗装後に組み立てる方法で問題ないでしょう。

ジェットノズル

6枚の小さな板で構成される排気ノズルは非常に秀逸なモールドとなっており、レジンパーツを思わせるような内容の部品です。
組み付けも非常にタイトなので、ゲートの処理は正確に行う必要があります。

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