オーバーフェンダーを外して製作タミヤ|日産スカイライン2000GT-R ストリートカスタム

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カーモデル

ココナラ で製作依頼のアルバイトをしていますが、初めてご依頼をいただきました。
ありがとうございます。

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今回の依頼内容は一枚の写真からのプラモへの創り起こしです。
ベースになっている車両はKPGC10かGC10か、写真からの判断はできません。

2ドアのスカイラインでリヤのオーバーフェンダーは付いていないのですが、タイヤの上部までホイールアーチが抜けています。
スカイライン2000GTの場合、タイヤの上半分がフェンダーに隠れているんですよ。
ただ、当時2000 GTをGT-R風にカスタマイズする風潮はあったようです。
また、もしかしたら逆にGT-Rを少し大人しめにカスタマイズといった方がいたかもしれません。

いずれにせよ今回の改造ポイントは以下の通り。

  • リヤのオーバーフェンダーを使わずにホイールアーチにリップを追加。
  • 各エンブレムは取り付けないがフロントグリルにケンメリのネームエンブレムを設置。
  • 車高はキットのまま、タイヤとホイールもキットのまま。
  • リヤフェンダー後端の飾りと前後スポイラーは使用しない。

他はエンジンを含めてキットのままとします。

普段は最初にボディのパーティングライン 消しと表面のヒケなどを消したりして下地調整を行うのですが、今回は一番の難工事であるリヤフェンダーのホイールアーチ加工から始めます。

こんなに形状を変える改造自体初めてのことで、なんとかできるやろとオーダーを受けたのですが、一抹の不安はあります。ガッんばりますw

まずはプラ板を使って骨を作ります。
ボディ裏側にアーチ状のプラ板を貼り付けて、そこにマスキングテープを斜めに貼って型紙を作成。
この型紙をプラ板に貼って型通りに切り抜きます。

適当な丸いものにプラ板を当ててドライヤーの熱風を当ててクセをつけ、それを先ほどボディ裏側に貼ったプラ板のアーチ部分に少しずつ接着。
このままでは強度が出ないので、ガラス繊維とエポキシ接着剤を使って裏側で接着強度を出します。

次にリップの出っ張り端部をカットして幅を合わせます。
エポキシパテを充填してボディの形状に大体合わせ、ポリパテ・ラッカーパテ・溶きパテを駆使して徐々に整形していきます。

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同時にボディのパーティングライン やモールドが甘いところなどもサフェーサーを塗る前に整形しておきます。

黒サフをエアブラシで塗装して様子を確認。
面が歪んでいるところ、傷跡が残っているところに溶きパテを筆で塗って、再度1500番の耐水ペーパーと3Mのスポンジ研磨剤マイクロファインを使って面出し。
非常に重要な工程なので時間をかけてゆっくりと納得がいくまでこれを繰り返して、なんとか形を作ることができました。

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ちなみにこのキットはタミヤらしくなく、かなり粗が多いようです。
パーティングライン は太めでバリがあるところも。
特にフロントフェンダー上端のプレスラインは他と比べてもっさりしており、波打っています。
できるだけ他のプレスラインと同じようにしたつもりでしたが、なかなかうまくはいきません。
フューエルリッド周辺も歪みが大きく、削っているうちにキーシリンダーが消えてしまったのでスジ彫っています。

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