スーパーレッジェーラの塗装、組み立て、完成ひっくるめて

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カーモデル

プラモデルを作る時には人それぞれの作り方があります。
また工程の管理というほどでもないのですが、どの様な流れで作っていくかというのはあると思うんです。
ゆっくり時間をかけて作るか効率化を図るかも人それぞれ。
ディテールアップも人それぞれでしょう。

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効率を上げる

今回は全くと言っていいほど素組みを行いますので効率化を図りたいと思います。

プラモデルというのは本来誰が作っても同じものが出来上がる様にできているものなんです。
ただ人にはやはり向き不向きがあるので「自分には作れない、でも完成品は飾りたい。」といった方もいると思います。
そういった方の一助になればと製作依頼を受け付けています。

今まではインストの流れに従い、キリのいいところまでの部品を塗装して組み立てていくといった方法を取っていました。
なんとなく、その方が塗装>組み立て>塗装>組み立てとゆっくり楽しめていたわけです。

今回は最初にパーツを全て切り出してゲートとパーティングラインを処理してしまいます。
塗装前に組み立てておくパーツを選出して組み立てを行い、まとめて全部塗装します。
筆で塗装する様な細かいところは組み立てを進めながら行っていくことにしました。

カウルに捨てサフ

カウルに関しては合わせ目をWAVEの黒い瞬間接着剤と600番のやすりで修正した後、スプレー缶のサフェーサーブラックを使い、捨てサフを行って表面の下地を整えています。
基本的には大きな引けなどはないのですが、パーツの端部近くで若干の歪みはどうしても存在しますから、合わせ目を消した後のヤスリ傷の目止めを行うついでに面倒を見てやります。

もちろんエンジンやフレームなどのやすりキズは800番程度の研磨スポンジで磨いてサフェーサーを塗るのみにとどめています。

おニューのコンプレッサー SparmaxスーパーX

10数年間クレオスのL5というコンプレッサーを使っていましたが、今回コンプレッサー の入れ替えを行いました。
選択したのはアネスト岩田のスパーマックスブランド「パワーX」です。

入れ替えの理由としては今住んでいる山の中、近所は林の範囲が多いためか湿度が高めです。
もちろん水抜きドレンは使っていますし、エアコンでも除湿していますがエアブラシが水鉄砲。
このコンプレッサーにはハンドピースとホースの間に設置する水抜きドレンがついているので、出口近くで水を水を遮断となり期待が持てました。
また高圧のコンプレッサーも導入を検討していたので買い替えのタイミングといえばタイミングなんでしょうね。

塗装作業

早速グレーサフから塗っていきます。
せっかくなので0.3Mpsまでエア圧を上げて塗装してみましたが、サフェーサーの研ぎ上げは必要ないんじゃないかというくらい表面は非常に滑らかです。
念のために2000番でサフェーサーを均しています。

下地にフィニッシャーズ のファンデーションピンクを塗装して、タミヤ指定のTS86ピュアレッドを缶から取り出し、希釈しないでそのまま塗装します。
缶スプレーの場合、中の塗料はスプレーするのに適した濃度になっているからです。

今までエアブラシのノズルはキットから4cm前後離して塗装していましたが、7cm〜15cmほど離しての塗装になります。それでもキットに当たった塗料はブワッと広がり表面がテラッとした感じになります。

実はこのブワってのがなかなか怖いんですけどね。緊張の一瞬ですw
垂れない程度にとはよく言われていますけどねぇ。

塗り上がった表面は非常にきれいなのですが、ゆず肌がないわけではありません。
念のためにカーボンデカール下をセミグロスブラックで塗りっておきます。その後3:7に薄めたクレオスのGXクリアを2回程度全体に塗り、デカール貼りに備えます。

このキットではサイドカウルに貼り付ける赤とオレンジのデカールがクリアカラーとなっています。
フィルムの厚みは無地の部分とほぼ同じなので非常に薄く溶剤による変質が懸念されます。
デカールの上にクリアを塗り重ねる際はくれぐれも少しずつ慎重に、ということでしょう。

そのデカールの上に塗るクリアですが研ぎ出しをしないとはいえ、ある程度厚みは稼いだ方が良いでしょう。
厚みをつけるということはクリアもそれほど希釈できません。
今回は1;1に希釈したフィニッシャーズのオートクリアを5回ほど塗り重ねました。

水研ぎ

濃いめのクリアを厚塗りしたので自ずと表面はゆず肌になっています。
デカールの段差処理を兼ねて水研ぎを行います。
ただ厚塗りといっても通常の半分程度なので段差も完全には消しません。半分程度段差が消えるイメージをもっていただければよろしいかと。

2000番の耐水ペーパーでデカールの上を研磨し段差を処理、ある程度段差が落ちたら全体を3000番で均してゆず肌を消していきます。

磨き終えたら全体に3:7と薄めに希釈したオートクリアを2回ほどデカールを溶かしてしまわないように慎重に塗ります。
塗装自体は2Mpsと結構高いエア圧で塗っているので、コンパウンドをかけるだけでも鏡面とはいかないのですが、それなりにきれいな塗装面を得られます。

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カウル下半分のカーボンパターンは艶消しになります。
しかし今回はクリア層がいつもの半分となりデカールへのマスキングができない状況。
マスキングゾルを塗ってデカールを保護してマスキングというのも一手ではありますが、別途料金が発生してしまいますのでメラミンスポンジで磨いて艶を落としました。

完成

塗装は全て終わっていますので、インスト通りに進めて完成となります。

シートは完全に艶を消すためにアクリルガッシュで塗装
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