今回のご依頼内容は各ドアを閉じた駐機状態。
このキットはフルインテリアになり貨物室の壁やシートも再現されています。
インストを確認してもドアを開けた状態のみ書かれていて閉の選択がありません。
ドアの閉め方
ドアを全部閉めてしまうのであれば貨物室内は全く手をつける必要がないのかもしれません。
ただし床や壁などが構造パーツになっている可能性もあるので、部品自体は組みこまなくてはいけないでしょう。
自分なりに解釈してコックピットから貨物室へと通ずるドアは開けることにしました。
このドアは嵌め込みができる様に四方にツバが出ており、パーティーション側は受けになっています。
インストの指定とは逆向きに取り付けて(幸いドアノブがついていません)固定することにします。
そうするとキャノピー越しではありますが、この小さな四角い開口部から貨物室が少しだけ覗けるわけです。
光が奥まで差し込んだ場合、後ろ向きのシートや内壁などが見えてしまう僅かな可能性があります。
ですから非常にざっとではありますが内部も塗装することにしました。
インテリアの組み立て
コックピットと貨物室の床は1枚で繋がっており、貨物室は左右が内壁で構成されています。
内壁は床と胴体部品内側への接着となります。
また天井にある梯子状のフレームは胴体部品内側と格子状の部品を介して床に接着するというかなり特殊な構造となっています。
とりあえず床と左右の内壁を接着して塗装します。
室内のカラーはコックピットの床と壁がグレー(クレオス308)、貨物室は全て白(クレオス316)でシートのクッションのみブルー(Aqueous15)。
一応グレーサフと黒サフを混ぜて下地塗りとし、その上から各色を塗装しました。
計器盤のデカールは添付されていなく、筆での塗装となります。
胴体への組み込みはどのみち大変
インストの流れで組んでいくとどちらか片方の床と側壁の接着がうまくいきません。
なので塗装前の段階で床に両側の側壁を固定しました。
コの字型になったインテリアを胴体内部へ組み込むのにも一工夫、というより一苦労。
シートと天井のフレーム+例の格子状のパーティーションを床に接着。これを胴体パーツの内側に接着して左右胴体を張り合わせるといっためんどくさい方法をチョイスしました。
同時に機首レドーム内にバラストを入れなくてはいけない。
インストの指示では50gと結構な量です。1.5号の釣り用のおもりを9個、ランナーで棚を作り瞬間接着剤で固定してリューターで形を整えます。ちなみに釣りのおもりの1号は3.75グラムです。
そのままでは若干大きく胴体左右が合わさらないので、リューターで削ってダウンサイジングと行きます。
念のためにセメダインのスーパーXでさらに固定しました。
なかなかハードな機体組み立て
左右の胴体パーツを貼り合わせたら、合わせ目にWAVEの黒い瞬間接着剤を塗って合わせ目消しを行います。
主翼と胴体の嵌め合わせはかなりハードな作業となります。
そのままでは主翼の前後端に大きな段差ができてしまう。とりあえず胴体側をリューターで削り段差を少なくします。
最終的には胴体に接着後ポリパテでの修正を敢行。
尾翼側はやはり胴体取り付け部の前端に大きめな隙間が生じます。
ここは0.3ミリのプラ板を骨にしてポリパテでつなぎました。
いやー、こんなにポリパテを使うのは何年ぶりだろう?要所要所でTPOに応じたパテを使い分けます。
各所でパテによって消えてしまったパネルラインをエッチングソーで復旧するのですが、胴体背面と下面に足りないパネルがあるのでこれもスジ彫って再現しておきます。
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