スピットファイアの迷彩塗装【eduard 1:48 Spitfire LF Mk.V】

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エアークラフトモデル

今回サフェーサーはオキサイドレッドを使用します。
一般的には戦車の錆止めを表現するオキサイドレッドですが、アースカラー系の迷彩に使うとなんとなく完成品に趣が出る様な気がします。

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キャノピー内側のマスキング

オキサイドレッドを塗る前に機体に取り付けるべきものをつけなくてはいけません。
まずはキャノピー裏側の塗装です。
キャノピーを開ける場合はフレーム内側が見えてしまうのですが、そこも艶消しにしておこうということですね。

外側のマスクシールはキットに付属していましたが裏側のマスクシールというのはほとんどのキットで入っていませんので自作となります。

難しいのはコーナーの部分だけなので、付属マスクシールの使わない部分をマスキングテープに転写して切り抜いたものを各コーナーに貼っていきます。
コーナー同士を細切りマスキングテープでつなぎ、真ん中はマスキングゾルを塗ります。
第一キャノピーの三角窓のところは3分割したものを貼り付ければ良いでしょう。

サフェーサー

主翼下にラジエターなどを取り付けてサフェーサーを塗ります。
私はやっちゃったんですけど、機体に取り付ける細かいパーツは後で取り付けた方がいいでしょう。
この後リベッティングをするのですが、その時に破損してしまいます。
私はアンテナを2回ほど折りました。

プレシェーディングとハイライト

パネルラインとリベットラインにプレシェーディングを行います。
従来のやり方はサフェーサーを塗装してその表面にスポンジマスキングでハイライトを塗装後プレシェーディングを入れていましたが、違った方向からのアプローチとなります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

思い返してみると、このP-38の塗装一番最後に油彩のホワイトで退色を入れた折に、リベットで囲まれた小さな四角をひとつひとつ小さく白くしていたのが始まりですね。

ブログには投稿していなく、Youtube「なあにをつくってるんでしょ〜か?」でタミヤ1/72零戦21型を作ったのですが、その時に今回の方法でハイライトを入れています。
仕上がり感がすこぶる良かったので今回スピットファイアでやってみようと思いました。

サフェーサー塗装後、パネルラインとリベットラインを黒くします。
リベットラインは少し弱めに塗流ことができればベストですね。
その後リベット以外の外板パネル頂点にフラットホワイトでハイライトを入れて行っています。
フィクションでもいいので光が当たって光りそうなところに白を塗っていきます。
機体下面も前方斜め下方向から光が当たった場合を想定して白くしていきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

白を塗るついでに主翼上下と垂直尾翼に黄色を塗るための下塗りとして白を塗っておきました。
その後クレオスのキアライエローを塗ってあります。

迷彩塗装

スピットファイアMk.Vの迷彩は各色の境目が比較的はっきりしています。
ただかっちりと塗り分けられているわけではないので境界線のボケが比較的細いということですね。

一般的にはマスキングを浮かし気味にして塗ったり、粘着質のマスキングマテリアルを使って塗装すれば良い感じに仕上がります。

で、私の場合は0.2mmのエアブラシ を使ってフリーハンドでやっつけちゃいますw
迷彩のパターンを色鉛筆の同系色で描いていき、その罫書き線をまずは隣り合った色との混合色でなぞっていきます。
そしてそれぞれの色を線からはみ出さない様に塗るのですが、ノズルの方向に気をつければ案外塗り分けの境はしっかり出すことができます。
まれに大きくボケることもありますが、実機でもこんなもんだとおおらかな気持ちで進める事にしています。

それよりも気を使うのは下塗りのプレシェーディングをどの程度まで見えなくするか、ですね。
塗りすぎず、残しすぎず、です。適度な使い込んだ感じを出せれば良いのかなと思っています。

ラウンデル

この後のスミ入れなどで機体はまた黒くなるので、機体色はかなり塗り重ねました。
それでもパネルライン周りはほんのわずかに黒ずんでします。

国籍マークは当然デカールが用意されていますが、デカールを使ってしまうとリベットやパネルラインのイメージが周囲と異なったものになってしまいます。
なので今回初めてラウンデルの塗装をしてみました。

小さな円が切れるサークルカッターは必須となります。
私自身はウチダというメーカーのコンパスにアタッチメントを取り付けてサークルカッターとして使用しています。
最小5mmの直径までいけますが、胴体のラウンデル一番内側の青い丸がギリの5mm。
マスキングを剥がしてみたら案の定若干ギザってしまいました。

ちゃんとしたサークルカッターが欲しいところですね。

デカール

もちろん文字やコーションデータはデカールを使用します。
今回は今までサボっていたシルバリング防止のためのクリアを全体に塗装し、さらにデカール下にもマークセッターと微量のマークソフターを入れてシルバリングに備えます。

機首のシャークティースとその下の黒いデカールですが、貼り付け前に黒と314番で塗装するよう指示があるので忘れずに塗っておきましょう。
私はすっかり忘れてしまいました。

デカールを貼り終えたらクレオスのつや消しスムースクリアでトップコートしておきます。

ウェザリング

ウェザリングを終えてこの記事を書いているのですが、ウェザリング燃え尽き症候群ww
どうも機体のウェザリングを終えた時点でやる気がなくなってしまうんですよね。
後はプロペラや脚の墨入れやウェザリングを行って取り付ければ完成なのに、手が動かない。
次のキットが気になってしょうがありませんww
こんなところから未完成病が始まってしまうんですよね。
小物のウェザリングを先にやった方がいいのかもしれませんね。

さてその機体側のウェザリングですがいつものように油絵具のバーントアンバーとアイボリーブラックをペトロールで薄めて、今回は先にパネルラインとリベットラインに全部塗ってしまいました。
乾燥後ペトロールで広げたり、筆に吸い取らせたりして調整して行きます。

オイルストレーキなどまとまった汚れは、オイルが漏れている付け根にペースト状の油絵具を点付けし、比較的乾いた筆で伸ばして行きます。少しはペトロールで湿っていなくてはいけないのですが。
場合によってはドライブラシで使う筆で汚れを広げてあります。

このまとまった汚れは乾燥に3日ほどかけます。

上面側にはホワイト・イエローオーカー・バーントシェンナを用いて褪色を施しました。
イエローオーカー+ホワイトでミドルストーンの褪色、バーントシェンナとホワイトでダークアースの褪色ということですね。

退色の場合、色を載せるだけでは違和感が出ます。おそらく絵具の持っている粒状感が原因なので、ある程度乾いたら筆などで擦り落として、また白を乗せるといった繰り返しを何回かしています。

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